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Cosmic MIKA/Mika Nakayama
Cosmic Sound Player   
ピアニスト・作曲家

2023年8月29日

Apple Music,  iTunes, Amazon Music, Spotify, LINE Music等、

各ストアにて配信開始 ♪

1stアルバム「The First Star」

https://linkco.re/Zyce7t6T?lang=ja

2ndアルバム「Moon Angel」

https://linkco.re/d1ymdTAd?lang=ja

Concept

音の響きは奥へ、奥へと広がっていく

その響きに耳を傾けると

懐かしい記憶が、風景が、イメージが蘇ってくる

何が蘇るのか?

それは、その時のその人によって・・・

ここから、空間へ、地球へ、宇宙へ、その先へ

耳をひらく

数年前、音楽とは全く関係ない友達が言った「面白い先生がいるんだよ!」という言葉に誘われ、あるア・カペラコーラスのレッスン見学に行ったときのこと・・・

「音には、奥行きがあってね、人間の耳はその奥行きのある音までキャッチすることができるの。楽譜は平面、自分のパートをただ歌っているのも平面、

ただ指を動かして弾いているピアノも平面・・・

人間はセンサーだから、人の音を徹底的に聴くと、身体が自然と反応して、その音にぴったり合った音が出るようになるの。そこでもっとよく聴くと、音が奥行きに進んで、立体になり、空間ができ、お互いに共鳴して、音の渦巻きができて、きれいに響き合うのよ!」

と、そこにいた初対面の先生が言いました。

奥行き?立体?空間?センサー?なんだかわからないけど、

私が今まで習ってきたものとは違う!

響き?確かにきれい!目の前にいる人達が歌っている音の響きがきれ~い☆

鳥肌が立つくらいぞくぞく!音の空間の中で身体が緩んでいく感じ・・

目がうるうる・・・なんで?

その日から、数年にわたり、「耳をひらく」という私の音のレッスンが始まりました。

「聴いて!聴いて!もっと聴いて!」

・・・聴いているんだけどな~

「聴いてない!もっと聴いて!」

・・・耳って意外と普段使っていないんだ~

という事が、このレッスンを受けてはっきりわかりました。

音楽だけじゃなく、普段の会話の中でも・・・

友達との会話では、相手の話を100%聞いているわけではなく、70%?50%?結構いいかげんにしか聞いていない。

「耳をひらく」レッスンを始めて1年くらい経った頃・・友達との会話でふと気付きました。

「この人、こう言っているけど、本当はそう思っていない?」

その頃から、言葉の奥にある感情、意図、意思、意識が、それまでよりわかるようになりました。それは、自分以外の人の言葉に限らず、自分の言葉からも・・・

「あれ?私って本当はこんなふうに思っていたんだ~!」新しい発見がいくつもありました。

レッスンでは相変わらず・・

「聴いて!もっと聴いて!」

日によって、耳がひらく日と、ひらかない日があり、

「力を抜いて!ぼ~っとして!頑張らないで!」

どうやら、頑張ると耳が使えず、ぼ~っとしていると、スーッと音が入ってくるようなのです。「聴いて!」と言われると、必死に聴こうとして、力が入る。

聞こえて来る音だけに集中していると、自分の出す音(声)が自然とマッチする!人の音とハモる!

数年間、そういうレッスンを受けていたら、

図らずも、ずっと蓋をして、鍵をかけてきた私のピアノと心の中を開けなければならない時が来てしまいました。

ここで、「耳をひらく」という、普段使わない表現をわかりやすくするために、いくつか例を挙げてみます。

ダイビングの好きなある人が言いました。

「まだ噴火前の三宅島にダイビングをしによく行っていたんだけど、何度も行っていると地元の人と知り合いになって、ある時、漁師さんの船に一緒に乗せてもらったんだ。

その漁師さん、突然『ほらっ!魚の大群!』って海の中を指差して言うんだけど、自分には全然見えず・・・

『ほら~すごいぞ~!』って何度も当たり前のように言うんだ。

それが、よ~く見ても見えないんだよ。その時思った。漁師の目だって!

いつも海にいて、魚を追いかけて、それが職業にまでなっているくらいだと、目の焦点の合わせ方が違って、見えているものが違うんだ!って・・・」

これは「目をひらく」?

人間の五感(もうひとつ第六感も?)は、使えば使うほど、鍛えられて、感度が良くなって・・・

見えなかったものが見えるようになって・・・

聞こえなかったものが聞こえるようになって・・・

感じなかったものを感じるようになって・・

だって、人間が持っている潜在能力のうち、普段使っているのはたった5%くらいなんですよね?

ある心理学者によると、

「天才アインシュタインでさえ40%の潜在能力しか使っていなかった!」

5%に比べたら、40%ってすごい数字だとは思うのですが、あと、60%は使える可能性をアインシュタインでさえ持っていた。私はあと、95%は使える可能性が???

感覚を意識して使って、使える潜在能力を6%、7%にしていったら、面白いことが起こりそうです。

先日のテレビ番組での話・・・

「バッハは左耳上部分の頭の骨が出っ張っていた。骨が変形するほど、聴覚が発達していた!!」

音楽で使うのは、右脳。右脳と繋がっているのは、左耳。

「音の伝達は外耳の気導音(空気振動)から、中耳で骨導音(骨振動)へ変換され、さらに内耳で電気信号(神経インパルス)に変換されて脳に送られる。」(『聴覚脳』篠原佳年著より)

だそうですが・・・

そうか~骨?ふと、今、自分の左耳上を触ってみましたが???

数年前、友人が過労で自律神経失調症と言われ、家から出られなくなってしまいました。

外の世界との接点は電話をかけてくる人との会話だけ・・・

「毎日こんな生活しているとね、ある意味感覚が研ぎ澄まされちゃったみたいで、電話の相手の一声を聞いただけで、その人が本当に心配してくれているのか、そうじゃないのか、他に目的があるのか、わかるようになっちゃったのよ。」

特殊な環境の中で、あるセンサーのスイッチが入った?

感覚は連鎖して進化する?

「耳をひらく」レッスンにより、聴覚を強く意識するようになってから、視覚にも変化がありました。

私は月や星を眺めるのが大好きで、家のベランダの椅子に座ってよく空を見上げています。

雲がほとんどない日は、星が私を呼んでいる~とワクワクしながらベランダに座ります。

じ~っと星空を見上げていると、数えるほどしか見えていなかった東京の星空に、本当は小さな星たちがたくさん光っていることに気付きます。

天頂近くに輝いている2つの星を見ていたら、並んでいた星の距離が、縦に?奥に?遠くに?どんどん伸びて、何光年?何千光年?離れている距離が見えたようで、立体の星空になりました!

わお~!!

月を眺めるのも大好きで、満月の日には、あのオレンジ色の大きな月の出を見ようと、近くの土手に行きます。

ある時、で~っかい月をきれいだな~と思いながら、じ~~~っと見ていたら、

あれ?丸い月が球に見える!わお~!!

って、球なのが当たり前なんですが、丸い月っていつも平面で見ていたんですね。

絵に描くように平面の月。

という事が、球に見えてはじめてわかりました!

他にもいろんな現象に気付きました。

雨の日や、湿気の多い日に、街灯のまわりに虹のリングが見える!

新緑の山道をドライブしていたら、あれ?今までより遠近感がはっきりして、木々の緑が濃く見えて、まあ~なんてきれいなんでしょう!

それは、超高感度3D眼鏡をかけたよう・・・

平面の画面を立体に見せる3D眼鏡・・・私の視覚は、立体をもっと立体に見せるように進化したのでしょうか?使っていた5%の潜在能力が6%くらいにまでなったかな?

耳のレッスンを受けていたら、目まで変わった・・・感覚はみんな繋がっているようです。

10年程ピアノの蓋を開けていませんでした。

子供の頃、学校に行く前も帰ってからもずっと好きで弾いてきたピアノが、いつしかマニュアル通りのレッスン、マニュアル通りの弾き方になっていました。それに気付かず、そういうものだと思って音大まで卒業しましたが、あとに残ったのは何とも言えないむなしさ・・・私のピアノって何???

「もう終わり!私のピアノはおしまい!」なんの未練もなく、ピアノと、この指先に鍵をかけました。まだ私の音楽魂がくすぶっていることを知らずに・・・

 

その頃始めた営業の仕事が面白く、夢中になって仕事をしました。楽しくて楽しくて休日にも仕事を入れたくなるくらい、遊びと仕事が完全に一致していました。「これは、天職!一生続けられる天職!」と思い込み、朝から晩まで飛び回っていました。「生き生きして楽しそうだよね~」と人からも言われましたが、少しずつ無理が重なり、身体のほうは悲鳴をあげていたようです。疲れを自覚し始め、それを癒す方向に意識が向くようになった時の耳をひらくレッスンとの出会いでした。

 

 

そして、突然起こった会社の分裂!あれだけ生きがいを感じて身を投じてきた組織があっという間に崩れてしまいました。分裂騒動の渦に巻き込まれながら、ついに私は渦の外にはじき出されました。

「じゃあ何?次は何をすればいいの?」数年間、迷いながらもそれまで仕事に向けていた情熱が、いつしかレッスンのほうに傾いていきました。

自分の行く方向を見極めるためのヒントを、本やセミナー、周りの人から来る情報を頼りに、探っていきました。

「時間を忘れるくらい楽しいこと」・・・何だろう?星を見ること?でも、こんなの仕事にならない。

「没頭できること」・・・やっぱり天体系?月を見ること、月光浴をすること?

「密かなわくわく感があること」・・・え~?別に今わくわくすることなんて、何もない・・・

「人からよく頼まれること」・・・そういえば、友達が数人歌の曲を作ったからアレンジしてって言ってる・・・え?ピアノ?

「子供の頃から時間とお金を費やしてきたこと」・・・ん?時間とお金?そりゃ~ピアノ!親にたくさんお金出してもらった!

「見ないようにしてきたこと」・・・ええ?やっぱり音楽???

「そこに行くのが怖い!と感じること」・・・ピアノの蓋開けるのが怖い!

うっそ~ピアノ?私が行く方向ってピアノ?まさか~~??

その時、風が吹きました。。。やさしく、さわやかだけど強烈なイメージを持った風がささやきました。

「ピアノだよ!」「いや、そんなはずはない!」

「ピアノだよ!」「だって、私のピアノは終わったじゃない!」

「それでも、ピアノだよ!」

「もう、わかったよ~やるよ~ピアノ!(?_?)」

渋々ピアノの前に座り、10年ぶりに出した私の音は・・・

「何これ?」・・・見事に透明になっていました。

「宇宙はビッグバンに始まり、水素とヘリウムの雲が広がり、膨張し、温度が下がり、雲が晴れあがり、透明になった宇宙は、光がまっすぐ進むようになりました。」

 

ハッブル・ディープ・フィールド

「北斗七星に近い、肉眼ではまるで天体が見えず、近くに星のあまりない空のごく狭い領域を連続して撮影した325枚の画像を合成したら、1500~2000個の銀河が写し出された。」

それは身震いするほど美しい、宝石箱をひっくり返したような光の画像・・・

 

音のディープ・フィールド

「譜面上にはまるで音の表示がない、音符と音符のごく狭い領域に連続して耳を傾け続けたら、振動が、振動を呼び、共鳴しあって、その奥の響きがエネルギーを持ち、大きな波、うねりを作り出している世界が写し出された。」

それは、全身の血が騒ぐほど美しい、響きの世界・・・

そこに耳を傾け始めたら、あまりにもきれいで、もったいなくて速い曲は弾けなくなりました。

 

 

10年ぶりに味わった、指先が鍵盤に触れる感触が心地よくて、

この触覚の喜びがピアノのハンマーに伝わり、打つ弦に伝わり、振動となって空気に伝わり、聴いた人の耳に届き、細胞を刺激したら、その人の心は何を感じるのでしょう?

同じ振動が部屋に広がり、空間に広がり、空に伝わり、宇宙へと飛び出す!

それはきっと地球を包み込む振動になるでしょう。

すべての・・・地球に存在するもののために・・・

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